循環型社会の実現のために行っていること

百里リサイクルセンター

百里リサイクルセンターは、住みよい街づくり、豊かな暮らしづくりと共に、地球資源を考え生活環境に目を向けております。21世紀の新たな資源活用として期待されているのが、建設副産物リサイクルプラントです。

当リサイクルプラントでは、工場や解体現場等で出る産業廃棄物であるコンクリート塊・アスファルト塊から、高品質の再生砕石を生産しています。再生砕石は廃棄物を再利用し、資源の循環を図り、少しでも多くの資源を次世代に残すという点で大いに期待されています。

当プラントでリサイクル処理が可能な資材について

種類 現在、受け入れが可能な品目
がれき類 工作物の新築・改築および解体等に伴い生じる、

  • コンクリート塊 →例(画像)
  • コンクリート二次製品
  • アスファルト塊 →例(画像)
  • 瓦(セメント瓦に限る)

※タイル・陶磁器・レンガ等はお受けできません。
※アスベスト含有物はお受けできません。

ガラスくず・コンクリートくず
及び陶磁器くず
  • 工場等の製造過程で廃棄される不良コンクリート塊や、
    コンクリート製品(未使用製品も含む)
  • 工場等の製造過程で廃棄される不良外壁材(未使用製品も含む)

※再生砕石の原料とならない、ガラス・陶磁器・石膏ボード等は
 お受けできません。

鉱さい
  • 自然石等 ※大谷石はお受けできません
金属くず
  • 受け入れ可能な産廃品目に含まれ、取り除くことのできない
    鉄筋等の金属くず。 →例(画像)

※金属くずのみの受け入れは行っておりません。

お持ち込みOK【例】

アスファルト塊

有筋のコンクリート塊

無筋のコンクリート塊
お持ち込みNG【例】
当プラントでリサイクルができないものが混合している場合、受け入れができません。

モルタル吹き付けなどに
使用するラス網

タイル

レンガ


(根っこ、枝、幹など)

木くず

陶器

受け入れ可能な産廃品目の詳細や、処理費用等につきましては、電話かメールにてお問い合わせください。

ご提供できる再生砕石

再生砕石とは、建築物の解体等に伴い発生するコンクリート塊等を破砕して作られたリサイクル材です。 再生砕石は道路工事における、路床、路盤および建物の基礎砕石や駐車場整備に使用されています。

当プラントでは、建設業界に高品質のコンクリート再生砕石を提供するため、高精度の試験設備により品質管理を行っております。

名称 RC-40 RB-40 スレートアスコン
(SA-30)
サイズ 40~0mm
修正CBR 30%以上
40~0mm
CBR 30%以上
30~0mm
用途 道路の下層路盤等、主に公共工事に使用されます 道路の路床、建物の基礎砕石等、主に公共工事に使用されます 主に民間工事の駐車場や、通路等に使用されます
写真 rc_40.jpg rb_40.jpg sa_30.jpg

ご購入費用等につきましては、お電話かメールにてお問い合わせください。

廃棄物のリサイクル工程

6500坪の広大な敷地に、処理機械や設備をゆったりと配置し、コンピューター制御による生産ラインをもつ、最新鋭リサイクルプラントです。

鉄屑は3基の磁選機により除去され、破砕処理能力800t/日の最新鋭リサイクルプラントにより、高品質な再生砕石が製造できます。

また、極力場外に粉塵がとばないよう、プラントや場内には散水設備を設置し、適切な防塵に努めています。

  1. 1、搬入物の計測:

    車両ごと台貫に載っていただき、重量を計測します。ここで搬入物を人の目でチェックし、再生砕石としてリサイクルできない廃棄物等が多く含まれていたり、アスベストが含まれているおそれのある廃棄物はお断りすることになります。

  2. 2、材料を原料ストックヤードへ運搬:

    持ち運んでいただいた原料を、運搬車両から原料ストックヤードに下ろしていただきます。ここまでで、お客様による搬入は終了です。原料ヤードで異物等があれば取り除き、大きなものは投入口に入る大きさにあらかじめ破砕します。

  3. 3、原料をホッパーに投入:

    高品質で均質な再生砕石を生産する為に、経験のある弊社ドライバーが、最適な原料をストックヤードの山からショベルカーですくいとり、投入します。原料を投入口に入れると、ホッパーからグリズリーフィーダーによりクラッシャーに送られ、原料は砕かれていきます。

  4. 4、異物の除去:

    解体現場などからやってきた原料には、様々なリサイクルできないゴミ等の異物が混ざっていることがあります。まず始めにストックヤードで異物等は分別し取り除きますが、それでも除去できないものは、生産ライン途中で、人の手によって除去を行い、高品質な生産に十分配慮しています。

  5. 5、磁選・破砕・搬送:

    原料に混ざっている鉄くずなどの金属は、磁石の力(磁選機)で吸引して選別します。選別された金属類は、別途資源として利用されます。原料はさらに破砕され、ベルトコンベアにより運ばれていきます。 この工程により、ほぼ基準値の粒サイズの砕石になります。

  6. 6、振動ふるいにかける:

    基準値以下の大きさになった再生砕石のみ選り分ける最後の段階として、高精度の振動ふるい分けにより選別されます。基準値以上の大きさの砕石は、前工程に戻り、もう一度砕かれます。

  7. 7、最終磁選をへて製品へ:

    選別の際に振動ふるいを通過してしまった細かい鉄くずは、ここで吸引され取り除かれます。最後のベルトコンベアに乗り、製品ヤードへ落とされます。製品は現在、RC-40、RB-40、スレートアスコンの3種類を製造しています。機械の切り替えにより、一つのラインで各種類の生産に対応できます。

  8. 8、製品として次の場所へ:

    製品ヤードに溜まった再生砕石は、道路工事や建築工事現場等々へ出荷されます。

    これら再生砕石は、あなたの身近な道路の下などで、活躍しているかもしれません。